2025/01/16
こんにちは!
シンポ歯科クリニック浦和の新保です。
元旦から穏やかな晴天に恵まれ、眩しい初日の出と共に令和7年、2025年が始まりました。
巳年であり、『再生』や『成長』『繁栄』の象徴とされ続けております。
グローバル化や情報化等、常識や価値観、食生活、食文化が激しく変化している現代社会です。
巳年の変化が、皆様一人ひとりの幸せに繋がっていくことをお祈り申し上げます。
本日は、「歯と骨の健康を保つための栄養管理」について書かせていただきます。
はじめに
歯と骨は私たちの体の中で非常に重要な役割を果たします。歯は食事をしっかり噛んで栄養を吸収するために必要ですし、骨は体を支え、さまざまな動作を可能にします。これらを健康に保つためには、適切な栄養素を摂取することが欠かせません。この記事では、歯と骨の健康を保つために特に大切な栄養素と、それをどのように食事で摂取するかについて解説します。
1. カルシウム – 骨を強く、歯を守る
カルシウムは骨の構造を支える最も重要なミネラルです。また、歯のエナメル質もカルシウムでできているため、歯の健康を維持するためにも不可欠です。カルシウムが不足すると、骨粗しょう症や歯の脆弱化が進行する可能性があります。
おすすめの食品:
牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
小松菜やほうれん草、ブロッコリーなどの緑色野菜
魚介類(特に骨ごと食べる魚、例えばイワシやサンマ)
カルシウム強化飲料(例:カルシウム強化オレンジジュース)
2. ビタミンD – カルシウムの吸収を助ける
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康をサポートします。日光を浴びることで体内で生成されるため、適度に日光浴をすることが重要です。しかし、食事からも摂取することができます。
おすすめの食品:
サーモン、マグロ、サバなどの脂肪の多い魚
卵黄
ビタミンD強化牛乳やオレンジジュース
キノコ類(特に日光を浴びたキノコ)
3. ビタミンK2 – 骨をサポートするもう一つのビタミン
ビタミンK2はカルシウムが骨に適切に結びつくために必要な栄養素です。また、歯の健康にも関与しており、特に歯のエナメル質の強化に役立つとされています。
おすすめの食品:
納豆
チーズ(特に発酵食品)
鶏肉や豚肉などの肉類
4. マグネシウム – 骨を支える重要なミネラル
マグネシウムはカルシウムとともに骨の構造を形成する役割を果たし、骨の強度を保つためには欠かせません。さらに、筋肉や神経の健康にも重要です。
おすすめの食品:
ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ、くるみなど)
全粒穀物
豆類(大豆やレンズ豆)
アボカドやバナナ
5. フッ素 – 歯のエナメル質を強化
フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防するために非常に効果的です。フッ素を含む水や歯磨き粉を使用することで、歯を保護できます。
おすすめの方法:
フッ素入りの歯磨き粉を使用
フッ素を添加した飲料水(地域によってはフッ素が加えられた水道水が提供されていることがあります)
6. リン – 骨の健康をサポート
リンは骨の約85%に含まれており、骨の硬さや強度を保つために欠かせないミネラルです。カルシウムと一緒に作用して骨を強化します。
おすすめの食品:
肉類(特に鶏肉や牛肉)
魚介類(サーモンやタラなど)
卵
豆類やナッツ類
7. ビタミンC – 歯茎と骨の健康に必須
ビタミンCは歯茎や骨を支えるコラーゲンの生成を助ける栄養素です。特に歯茎の健康に重要で、歯周病の予防に役立ちます。
おすすめの食品:
柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ、レモン)
ベリー類(イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー)
ピーマンやブロッコリー、トマト
8. 十分な水分摂取
水分は骨や歯の健康には直接的な影響を与えるわけではありませんが、体全体の機能をサポートし、口内環境を保つために欠かせません。十分な水分を摂取することで、口の中の乾燥を防ぎ、歯を保護する唾液の分泌を促進します。
おすすめの方法:
毎日1.5~2リットルの水を目安に摂取
炭酸飲料や糖分の多い飲み物は控えめに
まとめ
歯と骨の健康は食事と密接に関連しています。カルシウム、ビタミンD、ビタミンK2、マグネシウムなど、重要な栄養素をしっかり摂取することが大切です。バランスの取れた食事を心がけることで、健やかな歯と骨を維持し、将来の健康問題を予防することができます。